メンタルケア

メンタルヘルス不調の要因

テレワークはメンタルヘルス不調の問題を引き起こすことが指摘されています。
その背景にはコミュニケーション不足があります。

在宅勤務では、これまで当たり前のように行っていた上司・同僚との会話、相談等が当たり前ではなくなり、黙々と1人で仕事を進めている時間が多くなります。
集中力などの面ではそれがプラスになりますが、一方で孤独な状態が増えます。

チャットツール、テレビ会議などのツールを活用し、定期的なミーティング、面談、オンライン懇親会、雑談タイムなど、意図的にコミュニケーションを促す仕掛けが必要です。

メンタルヘルス不調のもうひとつの要因は、不安感です。顔を合わせる機会が減ったことにより、「さぼっていると思われていないか?」、「仕事ぶりをきちんと評価してもらえるのか?」といった不安感が芽生えてしまうのです。

これは普段の仕事ぶりが見えないことに起因する、人事評価と同根の問題です。
頑張りぶりといった情緒的・主観的なことでなく、成果や、成果を生み出す過程の行動事実による評価が確立していれば、このような不安感が生まれる余地は少なくなると思われます。

人事評価制度そのものは現場だけでただちにどうにかなるものではないので、管理者が上記の目線で評価することを心掛け、そのことをきちんと示し、説明することが大事です。

メンタルヘルスケア

メンタルヘルス不調に対しては、次の4つのメンタルヘルスケアがポイントになります。

・セルフケア
・ラインによるケア
・事業場内産業保健スタッフによるケア
・事業場外資源によるケア

これらは勤務形態にかかわらず考えるべきことですが、在宅勤務固有の問題はラインによるケアの難しさです。

ここでポイントになるのは観察により異変に気づくかどうかですが、顔を合わせる機会が激減する在宅勤務ではここが難しくなります。オンライン面談などで補うとともに、次のような仕事のアウトプットや行動といった客観的な事実から把握することが必要になります。

・休みの連絡がない(無断欠勤がある)
・残業が不自然に増える
・仕事の能率が悪くなる。
・業務の結果がなかなかでてこない
・報告や相談がなくなる(あるいはその逆)
・ミスや事故が目立つ

リモハラ

テレワークは新種のハラスメントを生み出しました。「リモハラ(リモートワーク・ハラスメント)」、「テレハラ(テレワーク・ハラスメント)」と言われるものです。
その内容は「個への不当な干渉」と「業務への過剰な監視」の2つになります。

個への不当な干渉

・テレビ会議中に在宅勤務中の部屋を映させるよう指示
・休憩時間、中抜け時間などに何をしているか報告させる
---など

業務への過剰な監視

・Webカメラを常にオンにするよう指示、常に監視
・過度に頻繁に報告をさせる
---など

このようなことが起こる要因は、当事者が目の前にいないということにあると思われます。

これは人事評価にもつながる問題ですが、仕事ぶりが見えないという不安から過剰な監視をしてしまうということです。その反面、生身の人間が目の前にいないことから、気楽にセクハラ、パワハラになってしまう言葉が出てしまうという面もあるでしょう。

実際にハラスメントと判定されるかどうかは個々の具体的な言動によります。

たとえば---

①優越的な関係に基づいて(優位性を背景に)行われる
②業務の適正な範囲を超えて行われる
③身体的若しくは精神的な苦痛を与えること、又は就業環境を害する

このような要件に該当すればパワハラとなります。

就業規則(在宅勤務規程、服務規程、ハラシメント防止規程)などに、在宅勤務時に起こり得るハラスメント行為例などを挙げ、注意喚起するといった対策が望まれます。

当社はテレワークにどう取り組むべきか

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