エンゲージメント

人材マネジメントで大事なポイントのひとつに「エンゲージメント」というのがあります。
これは、社員が会社に対して抱く愛着や、会社の業績に貢献しようという気持ちを指します。
当然のことながら、このエンゲージメントの強さは会社の成長に大きな影響を与えます。
さまざまな人事制度・人事施策の目的は、このエンゲージメントの向上にあるといってもいいでしょう。

心理的契約

エンゲージメントのベースになるのが「心理的契約」です。
これは、「きっとこうしてくれるだろう」とか、「ここまでひどいことはしないだろう」といった相手に対する信頼感を指します。
具体的には、よほどのことがなければ会社は定年までの雇用を保証してくれるだろうとか、従業員が理不尽な理由で会社を訴えたりすることはないだろうとかいったようなことですね。

これが近年崩れてきています。
従業員目線でいえば、自分の雇用はいつどうなるか分からないという思いを常に抱いているような状態です。

実際問題として、会社は働く人全員の定年までの雇用を保証できるわけではありません。
もちろんできるだけそのようにしたいと思っていると思います。
しかし保証はできないわけです。

ポイントは「誠実さ」と「実行を伴う」

ここで会社として大事なのは、言い古された物言いかもしれませんが、やはり誠実に話すと言うことだと思います。
厳しいことも率直にということですね。

そしてもう一つのポイントは実行を伴うということです。

会社にとって社員は財産であるということはきちんと伝えましょう。
しかしながら先行き不透明なこの時代、会社はいつどうなるかわからない、定年までの雇用はできるだけ維持したいと思うけれども保証できるものではないということ、そのためいつどうなってもいいように、常に自己研鑽に励んでほしいということも併せて、率直に伝えます。
そのうえで、社員はそれぞれのポジションできちんと役割を果たしてもらいたいと伝えましょす。

そして、次がポイントです。

・会社は社員の貢献にはきちんと報いるようにする
・社員の成長をきちんとサポートする
---この2点を明確に伝え、人事制度もそれを実現する方向で見直していくということですね。

会社が成長していくうえで人材マネジメントは重要なポイントになります。
ヒューマンキャピタルは豊富な経験と専門性を元に、丁寧なヒアリングと綿密なミーティングをもってクライアント様に最適な人材マネジメント施策をアドバイスをさせていただきます。
ぜひ一度、ご相談ください。